
京都の北エリア、文化スポットになりつつある一乗寺にひっそり佇む"ALSACE・アルザス"。この空間だけ、京都からパリのキャフェにトリップしてしまうほど、まんまフランスなのである。店主がフランスのアルザス地方でのシュークルートを食べた時に、フランス料理への考え方が一変し、それ以降、量、味、その他すべてが現地にと同じ様にというコンセプトのもと、このアルザスが誕生した。フレンチ・ビストロであるが中でも他ではメニューに無い様な、アルザス地方の塩での調理した料理が多く、その他の備品やキャフェの味わい迄、事細かくフランスを感じる事が出来る。12席の店内はオーナーシェフ兼ギャルソンの道坂氏がすべて一人でこなす。一番の混雑時、ディナータイムの氏の無駄の無い動きには美しささえ感じてしまう。一人二役、それ以上の働きをこなす道坂さんの店に対するこだわりは半端ではない。メニュー、ワインのセレクトは勿論、内装の一つ一つのパーツまで。すべてを一人でこなす事への限界を日々、広げている。自分の力を100パーセント使っている現在であるが、これからはクオリティを落とす事無く、余裕のパーセンテージを創り出す事。そのときこの店はどのように変化していくのかとても楽しみな一軒である。
アルザスの看板メニュー"シュークルート”ドイツ語で”ザワークラウト”キャベツの塩漬けの上に、ベーコン、自家製のソーセージと豚の塩漬けが乗せられ、ジャガイモが添えてある。ビールや冷えた白ワインを飲みながらこれを頂くのが最高。
一見、カフェのようなシンプルな造りの店舗。此所でこれほど本格的な料理が食べられるとは、驚きである。ディナーは6時から9時半迄。ディナータイムは満席になりやすいので、予約は必須。
”パテ”は臭みも無く、程よい塩加減で、パンに乗せて食べていると、いくらでもワインが進んでしまう!かなりボリュームが有るので、これ一つでワイン一本開けてしまいそう。パンはパンを焼く手前の白い状態のをブーランジェリーより仕入れ、店で焼いてすぐにサーブしてくれる。焼きたてのパンに勝るパンは無し!
メニューは店の壁の黒板とこの手書きメニュー。下半分はディナータイムのみの料理。上半分のサラダとパテなどのオードブルは営業時間中はいつでも注文可能だが、”食事はパンありき”とのポリシーで遅い時間、パンが無くなると提供しない。とにかく量も現地と同じなので、それを考慮してオーダーを。
魚のフライ、レモンバターソース。旨い!の一言。白身魚は季節などによって変わるが、この日は鱈。美味しさの秘訣を聞いてみると、”早さ”に尽きるとか。程よくこんがり揚がった魚のフライにビールは最高!
ワインリストは白、赤それぞれ10数種類。すべてフランスワイン。その中でも日本ではそれほどお目にかからないアルザスのワインが半数を占める。料理に合うものをお薦めしてくれるので是非、相談して。価格帯は3000~5000円程。
豚肉のすね煮込み。フランス現地での味を再現したいという思いが見事に叶っている一品。肉の柔らかさ、煮込み具合、塩加減、すべてが素晴しくフランス風。
アンティークなボトルはフランスのビール”FISCHER。"キレのある軽いのどごしで料理によく合う!料理の量が多くとてもリーズナブルなので、ビールを沢山飲んでも大丈夫。
なんとも味のあるオーナー、シェフ、ギャルソンの道坂氏。何軒ものレストランで修行を積んだ後、独学で現在の料理のスタイルを確立。気質もかなりフランス人寄りである。尚、8月はバカンスで、一ヶ月のお休み。そこまで現地と同じ!そのうちフランス語を話し出すのではないかと密かに期待している。
Alsace アルザス
営業時間 15:00〜24:00(L.O)
※食事は18:00〜21:30(L.O)
水曜休 (他、8月全日、12/31~1/4休)
サラダ : 400円程
パテ、キッシュ等 : 700円程
メインアラカルト:1000円〜1500円程
京都府京都市左京区一乗寺西閉川原29-9
TEL/FAX:075-723-2703
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