空が夕焼け色に染まる頃、京の街が次第に夜の表情を見せ始める。観光客の消えた寺社は静寂のベールをかぶり、花街では赤いぼんぼりに火が入り、家々には暖かなオレンジ色の光が灯る。北大路堀川のバス停に家路を急ぐ学生やサラリーマンの姿が多くなった頃、一軒のbarの幕が上がる。
dusky stage という店名には「黄昏時の舞台」という意味がある「その舞台の主人公は、お客様一人一人。常連のお客様でも、日々違う表情を見せてくれる。barはまさに舞台そのものだ。」と、オーナーの河原さんは語る。ひっそりとした住宅街の中に品よく光るシルバーのプレートが目を引く。アートにも造詣の深い河原 さんのもとには著名な芸術家から才能溢れる若者まで、今夜も「美」を愛する人々が集う。
ムードにあった音楽をかけ、ステージに上った主人公の話を時には笑い、時には共に涙し、励まし、喜ぶ河原さんの姿はまさに名脇役といったふうである。漢詩の名句から、現代アートの近状まで、お酒を交えての芸術談議はたまらない。「人」と「酒」をこよなく愛するオーナーとの語らいは、お酒のシンプルな楽しみを味わわせてくれる。
今宵、dusky stageの舞台の上で、人生の讃歌を歌い上げるのは貴方かもしれません。。
「とりあえず話そう。」お酒の味は一緒に居る人、話の内
容でこうも変わる物なのかと実感させてくれる。
琥珀色のスタンダードなジンバックも河原氏の人格が伺え
るストレートで重厚、それでいて優しい味わい。
画家や陶芸家を初め、アーティストの常連客が多いのも河
原氏ならでは。若い後輩達には、発破を掛け、女性には甘
い言葉を。。。
ショーケースには様々なグラスが入れられ照明代わりに。
硝子の花瓶に挿された一輪の薔薇はマスターの毎日のアー
ト活動。
近藤康夫氏 http://www.kon-do.co.jp/
が1991年にデザインしたダスキーステージの建築は今も
尚、古さを感じさせる事が無い。
かつての名曲も今となっては新しい曲に思えてくる気分に
合わせた曲を選んでくれるのが嬉しい。
三階には5~6名に適した個室も有り。事前に予約をすれ
ば使用可能。
褒めて、叱って、宥めて、京都のパパ的存在。男に厳しく
女に甘い。古きよき時代のお父さんの様なマスター河原氏。
アートに目がなく、会話が弾めば営業時間を越える事も。
国境、世代、ジャンルを越えたアートの話が出来るのは京
都でここだけ。気の合う仲間を見つける事も出来るかも。
マスターはそんな出逢いのプロデューサー。今年の5月で
25周年を迎えるダスキー。これからもずっと白髪の髭に
なっても居てほしいマスターである。

住宅街にひっそり灯る白い灯が目印。控えめに輝く銀色のプレートが迎えてくれる。ドアを開けると舞台への階段が、、、
DUSKY STAGE ダスキーステージ
http://www.duskystage.com/
京都府京都市北区紫野西御所田町24-3
Tel : 075-493-5096 OPEN 19:00~2:00 日曜定休
PRICE
チャージ:500円
カクテル:800円~
ショット:800円~
席数:カウンター10席
3階に個室あり(要予約)
備考:四条河原町からタクシーで1500円ほど。
地下鉄鞍馬口より徒歩10分。
最寄りのバス停は大徳寺前