
イタリアに恋をした京女
陶芸家の藤平三穂は、清水焼の窯元に生まれた。古都が千年以上も守り続けてきた伝統工芸である清水焼を幼い頃から見続けてきた彼女にとって、陶芸家になることは、半ば宿命づけられていたのだろう。
同志社大学を卒業後、一旦は一般企業に就職をするも、再び陶芸の世界に戻ってくることとなった。長い年月を通じて築かれてきた清水焼の伝統の中で、藤平三穂は、単に守っていくのではなく、新たな創造を求めて、2000年イタリアに旅立ち、運命の出会いをすることとなる。
イタリア伝統のモザイクガラス工芸である「ミルフォーリ」。圧倒的な感動と衝撃を受け、直ぐさま、フィレンツェから、ラベンナのモザイク専門学校に入学。「ミルフィオーリ」の技術を習得すると共に、自らの原点である清水焼との差異に驚愕したという。そして、モザイク工芸の技術と新たな発想を抱き、2002年に帰国。現在は、陶芸という深海の芸術に、色彩豊かなモザイクガラスの光を送っている。
伝統とは、 単に保護するものではなく、常に新たな感性と制作によって、前進して行くものなのかもしれない
1995年 父、藤平伸のもと、陶芸を始める
1997年 個展(東京、銀座黒田陶苑)以後1999年、2003年
1998年 染、陶の二人展(京都、祇をん小西) 個展(鳥取、ギャラリー栄光舎)
2000年 個展(京都、祇をん小西)以後2003年、2007年 個展(京都、高島屋美術工芸サロン)
イタリア フィレンツェに留学 レオナルドパッセリ工房にてモザイクを始める
2001年 イタリア ラベンナ Centro Formazione Professionale モザイクコースに入学
2002年 Mosaicista posatone,Mosaicista Progettista 両コースを終了、帰国
2004年 モザイク二人展(東京、南青山サロンドフルール)
2005年 個展(東京、田園調布市 輝山)
2006年 個展(東京、ワコール銀座アートスペース)藤平三穂展 ー陶とガラスモザイクー
2007年 藤平三穂・渡部味和子二人展(京都、うつわやあ花音) 藤平三穂展(京都、祇をん小西
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2008年 藤平三穂展 ー陶とガラスモザイクー(ギャラリー桃青)
